◎分類
黒鉛とは簡単に分類すると下の図のようになります。
国際商品としての分類に(1)塊状黒鉛(Vein Gr.)、(2)鱗片状黒鉛(Flake Gr.)、(3)土状黒鉛(Amorphous Gr.)の名称が用いられています。

(1)塊状黒鉛(鱗状黒鉛)は、サイズや純度によって、平均2〜3cmの塊状をなすランプ(lump)、木切り屑のようなチップ(chip)及び粉状のダスト(dust)などがあります。産地としてはスリランカが有名です。

(2)鱗片状黒鉛は、塊状黒鉛と同様、鱗状黒鉛ですが、産地としては、中国、ブラジル、ウクライナなどがあります。

(3)土状黒鉛は、堆積岩中の炭層などの熱変成作用によって黒鉛化されたものが多く、外観土状または土塊状をしています。産地としては、中国、北朝鮮、韓国、メキシコなどがあります。

(4)日本に輸入される天然黒鉛は、鱗状黒鉛系で中国産90%以上、土状黒鉛も中国産95%以上と、中国一辺倒になっているのが現状です。
 
◎性質
黒鉛は次の5つの優れた性質を持っています。
1.潤滑性
潤滑性に優れ、特に高温、高荷重の潤滑剤としてまたは離型剤として使用される。
例:固形潤滑剤、金属加工用潤滑剤、カーボンブラシ、ブレーキパット
2.電気伝導性
黒鉛の電気比抵抗は2〜4x10-4Ω・cmでCu、Ag、Au等の金属に比べやや劣るが、黒鉛はCuに比べ酸化され難く、またAg、Auに比べて安価なため広い範囲で使用されています。
例:ブラウン管用黒鉛塗料、回路用塗料、ゴム、樹脂、タイル等への電気伝導性付加剤、乾電池電極
3.熱伝導性
熱の伝達メカニズムは電気と同様であるため、黒鉛は優れた熱伝導性を示す。
例:耐火物、ゴム、樹脂等の添加剤
4.耐熱性
黒鉛は酸化雰囲気中では約500℃以上で酸化消耗が起こるが非酸化雰囲気においては、3500℃まで安定です。
例:パッキン、シール剤、熱間加工用潤滑剤、製鋼用耐火物
5.耐薬品性
黒鉛は炭素の共有結合性の結晶をもっており非常に安定している。従って酸、アルカリ両方の薬品に対して安定であり、高い耐薬品性を示します。
例:パッキン、シール剤

トップ 主な製品 黒鉛とは? 黒鉛粉末製造工程 品質、環境方針 会社概要 アクセス お問合せ
Copyright Ito Kokuen Co., Ltd. All Rights Reserved.